建具工事業とは?

建具工事業とは、建物内部のドアや窓、壁面収納などの建具に関する
施工業務を行う業種のことを指します。

建具には、内装用建具と外装用建具があり、内装用建具には室内ドア、引き戸、折戸、
引違戸、書架、壁面収納、吊戸棚、キッチンカウンター、階段の手すりなどがあります。

外装用建具には、玄関ドア、引戸、勝手口ドア、シャッター、窓枠、
バルコニーの手すり、通風口などがあります。


建具工事業者は、建物内外に設置される建具の取り付けや修理、
交換、取り外しなどを行います。

また、建具の機能性や美観を重視しながら、建築物のデザインや
用途に合わせた建具の提案を行うこともあります。

そのため、建具工事業者は、建築物に関する知識や建築設計の図面の読解能力に加え、
建具に関する専門知識や技術が必要となります。

建具工事業者は、以下のような業務を行います。

  1. ドア、窓、折り戸、引戸、クローゼットなどの建具の設計や製作
  2. 建具の取付、取り付け、交換、修理などの施工業務
  3. 収納家具などの内装工事
  4. 建具の材料や種類に応じたアドバイスや提案
  5. 建具に関するアフターサポート、メンテナンスなどの業務

建具工事は、建物内部の機能や利便性に大きく影響するため、
専門的な技術や知識が求められます。

また、建具にはさまざまな種類やデザインがあり、使用目的や
スペースに合わせた提案が必要となります。

建具工事業者は、お客様からの要望や建築家の指示に従って、建具の種類、材質、
デザイン、色などを決定し、それに基づいて建具を製作します。

建具工事業者は、建築家や設計事務所とのコミュニケーションを密にし、
建物のデザインや用途に合った建具を提案することが求められます。

また、製作に際しては、CADなどの専門的なソフトウェアを使い、設計図面に基づいて
建具の寸法や形状を決定し、製作工程に入ります。

建具の製作には、木材や金属などの材料を用い、機械加工や手作業によって形状を整えます。
加工に必要な道具や機械は、ドリル、バンドソー、ジグソー、スプレーヤー、塗装機、
コンプレッサーなどがあります。

製作が完了した建具は、現場での施工作業に移ります。
施工作業には、建具の取り付けや調整、塗装、清掃などが含まれます。

建具工事業者は、現場において建築工事業者や電気工事業者、設備工事業者などと連携し、
建具の施工作業を円滑に進めることが求められます。

建具工事業者は、建築物の内装に関する専門知識と技術を持ち合わせ、建築家やお客様の要望に応じた建具を提供することで、建物のデザインや機能性を高めることに貢献しています。

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