08:00 出社・朝礼
朝は保育園に娘を送ってから出社し、まず朝礼からスタートします。その日の作業内容や搬出入車両の確認、危険予知活動を行って、1日の流れをしっかり把握します。メールチェックや現場の足場の状態確認もこの時間に行います。前日の天候によって現場状況が変わることもあるので、その確認も大事です。
男性のイメージが強い建設業ですが、
事務や営業だけではなく、
設計を手掛ける人や建設現場を指揮する立場の人、
クレーンを操縦する人、
ものづくりが高じて活き活きと大工や溶接などに没頭する職人さんなど、
建設現場で働く女性は増えています!
また、トイレや更衣室の整備も進んでいて、
女性の働きやすい環境も整ってきています。
女性ならではの視点や感性、持っているスキルや経験を活かすことで、
青森県の未来を創造する。
そんな夢を追求するあなたを、チカラコブは全力で応援します!
建設業の仕事は力仕事だけではなく、職人さんとのやりとりなど細やかな配慮とコミュニケーションの能力が役立つ「施工管理」や、手先の器用さや繊細さなどが活きる「左官職人」、「造園職人」など、女性に適した職種もたくさん!
例えば建築では、柔軟な発想や繊細な感覚を活かした「インテリアデザイナー」や、クライアントの要望を形にする「建築士」など、女性ならではの感性が求められます。
育児休業や再雇用制度の導入など、育児と仕事を両立しキャリア形成を支援する会社も増えつつあります。プライベートも充実させ、女性が働きやすい環境を整えることは、誰もが働きやすい魅力ある職場環境づくりにもつながります。
青森市出身の田中さん。普通科高校を卒業後、設計士をしている父親の姿を見て、建物の図面や写真に興味を持ち、建物に関わる何か違う仕事に就きたいと考え、建築設計を目指して八戸工業大学土木建築工学科へ進学されました。大学では建築について学び、卒業後は(株)田名部組に入社。
設計職の募集がないと面接で告げられても、「なんでもいいので頑張ります」という前向きな姿勢で「建築事務」としてキャリアをスタートされました。
その後、先輩の測量業務などを手伝っているうちに、気がつけば肩書は「現場監督」に。これまで施工に携わった物件は、コンビニ、薬局、式場、保育園、マンション、フェリー埠頭など幅広く、多彩な経験を積んでこられました。
夫と4歳の娘さんとの生活を大切にしながら仕事と家庭を両立させる田中さんの1日に密着してみました。
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朝は保育園に娘を送ってから出社し、まず朝礼からスタートします。その日の作業内容や搬出入車両の確認、危険予知活動を行って、1日の流れをしっかり把握します。メールチェックや現場の足場の状態確認もこの時間に行います。前日の天候によって現場状況が変わることもあるので、その確認も大事です。
午前中は次の工程を担当する業者さんと打ち合わせをすることが多いです。施工図や工程について話し合いながら、現場がスムーズに進むように調整します。打ち合わせの合間に現場を回って工事写真を撮影したり、職人さんと雑談したりするのも日課です。ちょっとした会話がコミュニケーションの鍵ですね。
現場によっては近くにコンビニがないこともあるので、お弁当を持参するか、お弁当屋さんに配達してもらっています。外での作業が多い分、昼ごはんはしっかり食べてエネルギーを補給します。今日の人参は、子供と一緒に型抜き!
午後は現場での作業や書類作成に集中する時間です。施工図や工程表、打ち合わせの議事録、施工記録など、書類の種類が多いので効率よく進めるようにしています。
休憩時間は職人さんとの雑談タイム!他の現場の話や子供の話、休日の過ごし方など、いろんな話題で盛り上がります。15分の短い休憩ですが、リフレッシュにもなるし、現場の雰囲気も良くなるので大切な時間です。
本社に行くこともあります。上司や営業担当者と現場の進捗状況やトラブル対応を共有したり、他の現場の状況について情報交換をしたりします。請求書などの書類は本社に届くので、その確認や回収も行います。
現場の作業は17時までなので、その後は職人さんと一緒に片づけをします。飛散物や不安全なものが残っていないか、しっかり確認してから施錠をして業務終了です。現場が綺麗に片付いていると、気持ちもすっきりします。
休日は家族とのんびり過ごしています。朝はゆっくりして、掃除をしたり、公園に行ったり、図書館で読み聞かせ用の本を借りたりすることが多いです。子供と一緒に八戸のラピアにあるボールプールで遊ぶのが楽しみですね。あと、猫が大好きなんですが自宅で飼えないので、猫カフェに行って癒されています。子供がお昼寝した後にゲームをしてリフレッシュするのが私の息抜き方法です!
青森市の普通科の高校卒業後、八戸工業大学土木建築工学科へ入学。建築設計を目指す。
面接時に設計は募集していないと言われたのですが、「なんでもいいので頑張ります」と言って建築事務として入社。
2017年に「二級建築士」「二級施工管理技士」の資格を取得。
結婚後、長女を出産。現在は4歳。会社の制度を使い、1年間の育休。子どもが1歳のころに職場復帰する。料理はほぼ旦那さま。それ以外の家事も分担。
先輩のもとで現場の測量などの業務を手伝っているうちに気が付いたら現場監督に肩書が変わる。現在は様々の施設の施工に関わる。
2023年に「一級施工管理技士補」の資格を取得。
※画像をクリックするとPDFファイルが開きます。
工事施工に係るデータの整理及び処理、提出する書類の作成やICT業務等を行い、専門スキルを身に着け、現場とオフィスをつなぎ・支援することで、技術者が品質管理や技術の継承などに集中する環境をつくります。遠隔業務に需要のあることが多いため、環境が整えばリモートワークも可能となりライフステージに左右されない安定した雇用が保たれ女性や若手の業界進出、多様な人材の活躍にも繋がっています。
技術者とワークシェアし、効率化に取り組む。
残業しないで業務ができる仕組みづくり。
求められるスキルの変化に対応するよう、技術者に学びの機会をつくるとともに、女性のキャリアパス形成や若手の育成を進めます。
建設ディレクターは現場をつなぐ役割。
現場とオフィスの信頼関係を築く体制づくり。業務可視化、標準化により個人に偏った業務をなくします。
当会議は、建設企業で働く女性を取り巻く環境の改善につなげる取組みとして平成27年10月23日に創立し、会員数は70名(令和6年12月末時点)です。
工事現場の安全性向上と技術的知見を目的とし、女性目線で現場環境の点検を行う、現場パトロール、現場見学会、建設女性の就業継続やモチベーションの向上を目的としたキャリアセミナーやスキルアップ研修等を開催しています。
また、ホームページやYouTubeによる情報発信や建設業の魅力発信を行っています。
「女性が働きやすい環境は誰もが働きやすい環境につながる」。性別・年齢を問わず誰もが働きやすく「選ばれる建設業」になるために、青森県内の建設企業で働く女性とのネットワークを広げていきます。
当会議は、青森県内の建設企業で働く女性であればどなたでも参加できます。
ぜひホームページをご覧ください、一緒に建設業界を盛り上げていきましょう!
【事務局】
青森県県土整備部 監理課建設業振興グループ
TEL:017-734-9706 / FAX:017-734-8178