㈱福萬組 畑山 琢磨さん

今回チカラコブのインタビューを受けて頂いた方は、十和田市にある、「ワクワクする地域社会を建設する 斬新な建設会社であり続ける」のビジョンを掲げる株式会社福萬組で一級建築士の資格を持ちながら現在営業職で活躍している畑山 琢磨(はたやま たくま)さん(34歳、十和田市在住)です。畑山さんは青森県立十和田工業高等学校(建築科)を卒業後、宮城県仙台市にある東北工業大学(当時:工学部建築学科)に進学し、卒業後平成25(2013)年に同社に現場監督として入社。建築部に約4年間従事し、その後、営業部に異動し、前線で活躍されています。仕事だけではなく、地域活動や趣味、資格取得にも熱心な畑山さんにお話を伺いました。

この仕事に就いたきっかけは?

高校生の頃にインターンシップで同社を訪問し、「楽しそうな職場だな」と感じました。いったん、大学で県外に出たのですが、住むなら青森県だなと仕事を探していたところ、高校でのインターンシップの経験を思い出し、同社の門をたたきました。入社後は建築部で現場監督として働いていました。その後、結婚を機に現在の営業部に異動しましたが、資格を取得して会社の役に立てるようにと1級建築士の資格取得を目指し、昨年、無事に取得しました。勉強中は3人の子供を育てながらの生活で、寝るのが0時を過ぎることもありましたが、家族や会社のサポートもあり、無事、乗り越えることができました。

今の仕事について教えてください。

現在は営業部で働いており、自治体の公共工事への入札参加や、工事の見積もりや調整業務を担当しています。また、地鎮祭などの神事の手配も重要な仕事で神主の手配や設営、当日の段取りなど、最後にビシっと決まった時の達成感はひとしおです。営業でも現場監督の経験を生かしながら、地域や会社に貢献できるよう日々取り組んでいます。

1日の仕事の流れを教えてください。

8時に出社し、営業部の会議やメールチェック、新聞の確認を行います。営業に当たり、総務や経理と仕事の進捗、課題を共有し合うことも、仕事をスムーズに進める上で、とても重要です。それが終わると外での打ち合わせや入札に参加し、15時には帰社して事務整理を行います。17時に退社することが多く、残業はほぼなく、土日は基本的に休みです。

仕事で苦労している点は?

営業の仕事は、現場監督の仕事と異なり、複数のプロジェクトを抱えるため、同時に進行する案件の進行管理や、利害関係者との調整が難しいと感じています。また、顧客とのコミュニケーションを円滑に進めるため、見積もり金額の細かい調整も必要で、慣れるまでは大変でした。

最初に覚える仕事は何でしたか?

最初は現場で使われる専門用語(例えば「ねこ(手押し車や一輪車)」「うま(脚立)」「ふね(型枠)」など)、業界独自の言葉を覚えるのが大変でした。
仕事では、現場監督として、現場に関する基本的な知識やスキルを学ぶことからスタート。工事現場で使用する道具の扱い方や数量の拾い出し、そして工事写真の撮り方など、基礎的なスキルを習得していきました。現場で必要な書類の作成や、実際の作業内容に合わせた細かい計画の立て方なども大切なスキルの一つです。
営業部に異動してからは、人の名前や顔を覚えることがとても大切になりました。加えて、入札書類や各種申請書の作成方法も、営業活動に必要なスキルです。このように、職種に応じて最初に覚える仕事は異なりますが、先輩たちのサポートを受けながら一歩一歩成長できる環境があります。

職場の雰囲気や人間関係はどうですか?

営業部は4名で構成されていますが、各事業部と連携するため、全社員と関わっています。年齢差を感じさせない和やかな社内雰囲気が特徴で、バスケットやサッカー、陶芸や料理、茶道など、部活動も盛ん!私は料理部で、一押しは福萬名物の手打ち蕎麦です。上司や同僚との交流が活発で、イベントでは社員旅行や忘年会、新年会などもあり、楽しい時間を共有しています。

休日の過ごし方を教えてください。

休日は家族と過ごすことが多く、特に子供たちと一緒に遊べる場所に出かけるのが定番です。子供が3人(6歳の長男、4歳の長女、2歳の次男)おり、年齢に合った遊びを楽しんでいます。例えば、十和田市内にある「駒っこランド」や、八戸市の白浜海岸など自然を満喫できる場所によく足を運んでいます。また、買い物に出かける際は、下田イオンなどのショッピングモールも家族での外出先として利用しています。秋には、地元の十和田市秋祭りに子供たちと一緒に参加し、神輿を担ぐなど、地域の伝統行事にも積極的に関わっています。
さらに、地元の消防団に所属しており、消防団の活動に参加することも多いです。また、妻の実家が農業を営んでいることもあり、休みの日にはにんにくや米の農作業を手伝うこともあります。最近では、トラクターの免許や農耕用牽引の免許を取得し、農作業にも本格的に取り組むようになりました。子供たちも一緒に農作業を手伝います。建設業だけではなく、父親業、消防団、農業など、地元だからこそ、色々なことが楽しめていると思います。

ここだけの話。収入面はいかがですか?

昇給は年1回あり、しっかりと評価されるため、モチベーションを維持しながら仕事に取り組むことができます。また、ボーナスは会社の実績にもよりますが、年間約5ヶ月分が支給されます。さらに、会社は有給休暇の取得に対しても非常に柔軟で、子供が急に熱を出したり、家庭の事情がある場合でも、スムーズに休みを取ることができる環境が整っています。こうしたサポートのおかげで、仕事と家庭の両立がしやすく、安心して働くことができています。
休日は基本的に週休二日制で、土日はしっかり休めます。さらに、年末年始やお盆、ゴールデンウィークといった長期休暇も十分に取得でき、家族と一緒にゆっくり過ごす時間を確保することができています。採用の間口が広く、様々なバックグラウンドを持つ人材が集まる職場なので、社内の雰囲気も活気に満ちています。皆さん、料理部で–一緒に蕎麦打ちしましょう笑!

畑山さんが所属する会社情報

株式会社福萬組
(本社所在地)
青森県十和田市東十三番町15番27号
(事業内容)
建築・土木工事
URL:https://www.fukumangumi.co.jp/

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