今回チカラコブのインタビューを受けて頂いた方は、五所川原市にある有限会社川村建匠の工藤 怜加(くどう れいか)さん(21才、弘前市在住)です。工藤さんは青森県弘前工業高校建築科卒業後、2022年に同社に入社。 現在は大工として従事しています。働きながら全国的にも珍しく20歳で難関の国家試験「1級建築大工技能士」に合格し、家づくりの最前線で活躍している工藤さんにお話を伺いました。
祖父が大工だった影響で、小さいころから家を建てることに興味を持ちました。祖父の仕事を手伝う中で、大工という職業に憧れ、弘前工業高校の建築科に進学しました。在学中には2級建築大工技能士と建築科職業訓練指導員免許を取得し、2022年4月に同社に入社。大工職人としてのキャリアをスタートさせました。並行して弘前職業能力開発校に通い、実務経験を積みながら、1級建築大工技能士の資格取得に向けて勉強を続けました。そして2023年度後期試験に挑み、見事、青森県内最年少女性として1級建築大工技能士の資格を取得しました。
毎朝出社後、神棚のお世話をするのが日課です。社長がすごく神様を大事にしていて、作業小屋の中に、匠の技を駆使した立派なミニチュア神社があるんです(笑)。その後、7時半には現場に向かい、一日の作業を開始します。10時に30分、12時のお昼休憩で1時間、15時に30分の休憩を挟み、先輩のおじさま大工さんと、趣味の話をしたりとリフレッシュしながら作業を進めます。17時半に帰社し、1日が終了します。現場では、何もない土地に家が建っていく様子を間近で見ることができるため、家づくりの達成感が大きく、毎日やりがいを感じています。ちなみに大工なので高いところに登るのも好きですが、屋根ができる前は結構怖いですよ(笑)。最初は現場監督を目指していたのですが、モノづくりの方が楽しいので、今は一人前の大工職人になりたいです!
何もない場所に家が建ち、完成していく過程を目にするのが、この仕事の醍醐味です。特に、時間がかかった現場ほど、その達成感は最高です!今の現場は年配の男性が多いのですが、その分、現場で目立つこともあり、周囲からもよくしてもらっています。色々な趣味がある方が多いので、現場で聞くお話も本当に楽しいことが多いです(笑)。バイトもしたことがなかったので、最初は本当にドキドキしていたのですが、先輩職人から学びながら、自分でできる仕事が増えていくことに充実感を感じます。
入社後の最初の1年間は、先輩職人について現場の補佐をしながら仕事を覚えます。 現場で使われる専門的な言葉や、掃除、雑用など基本的な作業から始め、徐々に技術を学んでいきます。
年齢層が幅広く、先輩たちはとても親切で細かい部分までしっかり教えてくれます。優しいおじさまも多い職場なので、初心者でも安心して働ける環境が整っています!今のところ気性が荒い方に会ったことはなく、面白い人が多いです。社内ではBBQや年末の忘年会など、職場のイベントもあり、楽しく働ける雰囲気です。
休日は家族(主に姉)と出かけたり、青森市や五所川原のショッピングモールで買い物を楽しんだりしています。近場で冬はスノーボード、夏は海や十和田湖で水上バイクを楽しむことができるのは、青森ならではだと思います!また、一人カラオケが趣味で、週末の夜は朝まで歌い続けることもあります(笑)。
私は高卒で入社しましたので、年収200万円ほどからスタートし、現在は各種手当などを入れて約250万円に昇給しています。週休二日制で、お盆、ゴールデンウィーク、年末年始などの長期休暇もあり、プライベートの時間もしっかり確保できます。仕事と休日のバランスが取れていて、働きやすい環境です。 ぜひ大工に興味がある方、一緒に働きましょう!待ってるはんで!
有限会社川村建匠 (本社所在地) 青森県五所川原市大字広田字榊森36-18 (事業内容) 特定建設業 設計・施工・新築・リフォーム URL:https://kawamura-kensyo.com/